栄養価の高いリーフレタスを食べましょう

植物工場などの水耕栽培に一番向いている野菜はリーフレタスのようです。
リビングファームでもマザーグリーン、マザーレッド、グリーンウエーブ、オークリーフ等の
リーフレタスを水耕栽培の推奨野菜としております。今まで4年間ほどで60種の市販の
種子をウレタン培地に植えて発芽させ、その育成状況を観察してきましたが、発芽で苦労し
ないのはリーフレタス類です。しかもリーフレタスは育てることが楽で、しかも食べて美味しく
栄養価も大変高い野菜です。
リビングファームで育てたマザーグリーンを日本食品分析センターへ検体として100gを
持ち込みましてビタミン類、ポリフェノールの分析をしました。
その結果、ビタミンAは通常露地栽培(オールガイド食品分析表より)ものと比較してほとんど
同等で、ビタミンEは若干少ない結果でした。しかしビタミンCは30%程度少ない結果でしたが、
その理由はLED光源によるものと推測しております。
露地栽培は太陽光の為多くの赤外線が当たり、その結果ビタミンCが作られています。
光源の赤LEDは波長で660nm周辺ですので近赤外線(730nm周辺)が少ないためビタミンC
の生成が少ないと推測します。私はそのビタミンCを補うため、リビングファームで育てたパセリ
(リーフレタスの10培)を混ぜたサラダを毎朝食べています。
ちなみに我々が良く食べている球形レタスは食品分析表によりますとビタミンAがリーフレタス
の10%、ビタミンCが半分以下、ビタミンEは30%ぐらいです。
栄養価の面でもぜひ水耕栽培で作った安全安心なリーフレタスを食べましょう!