数年来のコロナ禍の中で在宅ワークをする方が増え、家庭のお部屋で楽しむ水耕栽培愛好家が急激に増えてきました。
またレストラン、特別支援学校、介護老人ホームなどでも、無農薬、健康、癒しなど
の指向により水耕栽培が大変注目され、野菜テラスや大型水耕栽培器の導入が進んでおります。
その中でいろいろな障害を持った人や高齢者が、この水耕栽培に関心を持って携わっていることが
判ってきました。
特に特別支援学校(障害者のある小学生から高校生が通学する)で癒しと同時に職業訓練として
水耕栽培を教材にしているところが増えています。
各種障害者施設を訪問して、直接障害者を指導させていただきながら、
この水耕栽培は障害者にも気楽に理解し、楽しめるものだということも判ってきました。
そこでリビングファームとしていろいろな障害のある方も楽しく、やりがいを
もって仕事に従事できる場を、ケア・タウンファームで実現させたいと考えております。
そして水耕栽培という近未来農業で、障害者の人々が将来に於いても夢をもって
希望のある仕事に就けることを望んでおります。
障害者や高齢者が楽しめる水耕栽培
リビングファームの水耕栽培は室内で種から苗を作り、野菜テラスなどに定植して
植栽用LEDで育てる楽しみ、無農薬野菜を収穫して食べる楽みもあります。
種を植えた培地から緑の発芽を見たときは感激です。
定植後も育てることに手間がかかりますが、愛着も出てきます。
そして定植後20日~30日後には大きくなった葉っぱから収穫して、サラダなどで
食べるときは、自分が育てた野菜に感激です。
リビングファームの流水型水耕栽培器野菜テラスは高齢者の入居されている千葉県の介護ホームで
活躍しております。
大型水耕栽培器RHWシリーズは和歌山県の特別支援学校で生徒さん達に技術習得しながら楽しまれています。
障害者には身体障碍者、知的障害者そして精神障害者などがいらっしいます。
その中でも精神障害者の雇用率が低いようです。
常日頃、リビングファームでは野菜やハーブなどを室内で水耕栽培していますが、
植物からいろいろと学びながら、精神的には大変癒されております。
精神的に何か悩みのある人も植物を見たり、触れたり,嗅いだりすることにより癒されるものと
思われます。
会社、事業所そして地域のケアタウンファーム
障害者がやりがいのある小さな農場経営
この企画の背景は
〇危機的状況にある日本の農業の問題です。
特に地方にある農村では高齢化、人手不足、温暖化による災害の頻発などで、
農業の持続可能性は益々厳しいものになっていきます。
新しい農法としての水耕栽培を使った植物工場も3次ブーム以来いろいろな問題を抱え、伸び悩んでおります。 そこで全く新しい発想で、日本の農業を考えていきたいと思います。
〇都会では同じく老齢化で空き家、空き室が増え続けています。
東京都でも90万個以上あるとのことです。
企業でもテレワークなどで社内勤務者が減り、空き室が増えているようです。
〇障害者が活躍できる場が少ない。
企業に於いては障害者を一定の割合で雇用すされておりますが、本来の目的である健常者と障害者が一緒に働けるような場の提供が少ない。
都会の空き室問題、農業問題そして障害者雇用の解決策として
街中野菜農場 『 ケア・タウンファーム』を提案します
〇都会の消費地に農場が極限まで近づいた究極の地産地消。
地域(会社)のニーズに合わせた野菜食品を販売する。
食料廃棄の無い農場
〇都会(会社)の空き部屋活用によりコスト削減
地域(会社)の活性化に繋がる
〇障害者や高齢者の最適なワーキングスペース
1年中快適な空間で、気楽に農作業に従事できる。障害者、高齢者の雇用を促進
〇超小型、低投資、低コスト運営そして新しい価値が生まれる
野菜を売らず、野菜を加工して地域でニーズのある商品を販売して、利益の出る農場
障害者、高齢者そしてスタッフと知恵を出し合って売れる商品作り。
〇特例子会社のタウンのファーム
特例子会社とは一定の条件(障害者5人以上雇用、本社と資本、役員の繋がりがあるなど)
を満たすと、本社の障害者雇用の人数に反映出来る。
特例子会社は会社の空き室にケア・タウンファームを設置して、会社とは社員の交流など
図り、健常者の社員も障害者の気持ちに少しでも寄り添う機会ができる。
特例子会社 https://www.mhlw.go.jp/content/001027591.pdf
無農薬野菜・ハーブを商品に加工して販売する
〇収穫した無創薬野菜やハーブをそのまま売らず、栄養一杯の健康サラダに加工して販売
リーフレタス、ケール、パセリ、イタリアンパセリなどをアソートした健康サラダ
〇無農薬バジルを収穫してジェノベーゼソースに加工して販売
〇無農薬ケールを加工してスムージにして販売
〇ミント、レモンバームをハーブ水、ハーブティーとして販売。
〇ベビーリーフやマイクロプランツなど付加価値野菜の販売
販売のやり方
無農薬野菜・ハーブを加工して地域の人に直販(ケータリングサービス)したり、
フードショップ、カフェなどに卸販売します。
社内一室ケア・タウンファームは社内食堂、カフェで販売。社員の健康維持に貢献。
この様に障害者を積極的に多く雇用している企業は『ホワイト企業』として高く評価されています。
障害者白書にあるように『障害の有無により分け隔てのことのない共生社会の実現』に向けて少し
でも近づければと思っております。