種から水耕栽培で苗を作りましょう
丈夫な苗を水耕栽培で作ります



種から野菜やハーブの丈夫で健康的な苗を作るには水耕栽培でするのが最適です。
庭やプランターで種植えすると、外の気候、温度によって発芽しないことが多いです。
多くのタネをまいても水やりで失敗することが多いです。
また畑やプランターには多くの種を播きますが、そのうち実際に育てるのは1〜2割で大変不経済です。
また出来上がった苗を花屋やホームセンターで購入するのも1苗100〜500円と高価です。
また本当に育てたい野菜やハーブそして花の苗も探すのも大変です。
そこで市販の種を水耕栽培で育てるとこれらのすべてが解決します。
1)好みの野菜やハーブ、花のタネが安く手に入ります。
2)暑い夏、寒い冬でもお家に中でタネを発芽でき、苗を育てられます。
3)少ない種1〜3粒を1つのスポンジ培地植えますので発芽効率が高いです。
4)毎日、目の当たりで発芽から苗作りまで管理できるので、失敗がありません。
5)初期投資は若干掛かりますが(2,400円〜3,500円)、その機材で長く沢山育てられます。
6)出来た苗をお好きな時期にプランターや畑に植えます。
水耕で育苗はこれからの新しいガーデニングの王道になると思います。
ぜひご家庭で始めてください。
簡単な水耕で苗つくりをご紹介します。
[準備するもの]苗作りキットとLEDスタンド


[水耕栽培で苗作りの方法]
種を植えるところはスポンジ培地です。
スポンジ培地はH型のスリット(スキマ)がもうけています・・これはリビングファームの特許です。

大きい種(ペレット状の種子)は1つだけH型の真ん中の1cmぐらいの深さに植えます。
小さな種(ルッコラやバジルなどの種)はH型の両端と真ん中の3箇所に上から6〜8mmぐらいの深さに植えてあげます。
培地の素材はウレタンを発泡させており、種から出てきた根がスムーズに伸びていけるような発泡状態です。
タネが発芽する必要な3つの条件]一つは水です、タネの内部に水が浸透することで発芽する酵素が出てきます。
その酵素が働いて胚乳の中にアミラーゼなどを作ります。
二つ目は温度です、ほとんどのタネは15〜20℃が適温です。
寒い冬は発芽しませんし、夏の暑いときも発芽が止まることもあります。
三つ目は空気(酸素)です。酸素は胚乳の中でアミラーゼやアミノ酸に変化するときに使われるようです。
スポンジ培地には適当に気泡がありますので酸素の供給はスムーズのようです。
[種植えの手順は]
まずスポンジ培地にしっかりと水を湿らせます。湿った培地にタネを植えてから、育苗トレイの上に置きます。
リビングファームが開発した育苗トレイは置かれる培地の下が2cmほど空間を設けています。
培地から伸びてくる根が真っ直ぐと抵抗なく伸びていくことが出来ます・・・これも特許です。


14個のスポンジ培地を並べた育苗トレイを育苗容器に入れ、上からしっかりと水を差します。
水は育苗トレイが浸かるところまで入れます。
この水には肥料は入れません。
この水やりは重要で、タネが水にしっかりと触れないと発芽作用が起きません。
またその後、スポンジ培地が乾燥して水不足になりますと、途中で発芽が止まってしまいます。
そのために水やり後は透明なラップで水が蒸発しないように被います。
ラップかけは大変重要です、一度濡れたタネが乾燥すると、そこで発芽過程が止まってしまいその後、水をやっても発芽が起きません。
[光は種の発芽にどの様に影響するか]
タネによっては発芽するときに光を必要とする植物種と暗いところで発芽するものがあります。
そのため念のため、透明ラップを被ってから黒いビニールで一日ぐらい被せてあげます。
二日目以降は明るいところに置き、培地のスキマから発芽するのを待ちます。
[太陽やLEDの光を当てる]

数日して発芽が始まりますが、種子により時間差があります。
培地のスキマをのぞいて見ると種の様子が判ります。


発芽を見たら直ぐに光を当てます。日中は太陽の光が当たるところに8時間ほど置き、夜間はLED、蛍光灯の光を当てます。
LEDスタンド(5〜8W)を一日中当てても成長は進みます。
陽の当たらない場所で育てるときは、やはり強力なLEDが必要です。
リビングファームのLED360,600をご使用の場合は1日16時間ほど当てることで充分です。
[苗の肥料]
最初に出てきた小さな葉っぱが子葉です。本葉はそれから数日すると真ん中から大きい葉っぱが出てきます。それまでは肥料は与えません。
本葉が出始める頃からは根も長くなっていますので、液体肥料(ベジタブルライフA)を与えます。
本葉は大きくなるにつれ、日中は太陽光の当たる場所に置き、夜間はLED、蛍光スタンドの下で育てます。
春から夏にかけて日照時間が長いときは6〜10時間ぐらい窓辺に置きます。
野菜によっては2個以上培地にタネをまきますので、培地から芽が1っ以上出てきた時は、芽を摘んで摘心します。
基本的には1つの培地には1つの苗を育てるのが良いようですが、野菜によっては2株あっても育ちます。
[定植するとき3つの方法]
培地から本葉が1〜2cm(リーフレタスの場合)、根が5〜8cmぐらいに伸びてきたら定植の時期です。種を植えてから12〜15日ぐらい(季節により異なります)

[定植の方法1・リビングファーム水耕栽培で]


水耕栽培をそのまま進める方はリビングファームの育成キットを用意します。
ウレタン培地ごとハイドロボールで育成ポットに定植します。
育成ポットを育成ボックスに収納して,LEDの光を当てます。
その後は約3週間ほど、日中は陽の光を充分に与え、夜間はLEDまたは蛍光灯で育てます。
リビングファームのLED360,600で育てる方は1日16時間ほど照射して育てます。
[定植の方法2:ハイドロボールで育てます]


バジル、パクリーそしてミントなどをハイドボールに定植します。
ハイドロボールは土と同じ役割をしますが、リビングファームの洗浄済みハイドロボールを使えば雑菌がなくて病気になりづらいです。
ハイドロボールを育成ボックスに入れて、水位計も設置します。
容器は御自分でお選びいただいた容器でも、透明なガラス鉢の中でも綺麗です。
[定植の方法3・土に植えます]

水耕栽培で出来た苗を培地のままプランターや畑の土に植えてあげます。
培地が隠れるように槌を被せて、上からしっかりと水を差します。
少しの期間(1週間ほど)液肥を与えた後は、市販の油かすなどの有機肥料などでも育てられます。
その後は市販の苗を育てると同じように育ててください。
水耕栽培で種から育てた苗は、病気もなく丈夫な苗に育ちます。
リビングファームの水耕栽培苗作りキットはいろいろと用意されていますご利用ください。