紫外線LEDの植物のビタミンC効果
LED紫外線のすごい効果
一般に紫外線の人に対する影響はいろいろ言われています。
しかし1日に15分程度は紫外線に当たらないとカルシュウム代謝に貢献するビタミンDができません。
ビタミンDが不足するとくる病とか骨粗しょう症になると言われています。
そこで植物に対しての紫外線の影響を調べてみました。
をリーフレタスに当てて育てました。


従来の可視光の青LED(440nm周辺)と赤LED(660nm周辺)そして白LED
(400〜700nm)を使って野菜を育てました。
このリーフレタスを成分分析を日本食品分析センターで行ってもらいました。
その結果、露地栽培で育てた野菜と栄養価で差が出ました。
ビタミンAやBはあまり差がないのに、特にビタミンCが20〜30%少ない結果でした。
野菜でビタミンCが少ないのは致命的ですので、リビングファームでは日中はできるだけ陽の当たる場所で育てることを奨励しています。
そこでリビングファームとしては紫外線LED360(UV−A)を試作してリーフレタス(グリーンウエッブ:タキイ種苗)を育てました。
グリーンウエッブのタネを培地に植え、通常のLED360Rで12日間で育てました。


そのうち8株を選んで水耕栽培器LF−FLに定植しました。

定植してから10日間、苗の状態から背丈が15cmまでは通常のLED600R(赤10個:青4個:白8個)で育てました。

その後15日間、収穫まではLED600に紫外線LED360UV(UV−Aが12個)の下で4株、通常のLED600Rの下で4株育てました。


外形的には大きく成長での違いはありませんでした。

この紫外線を当てたリーフレタスとまったく紫外線を当てないものをそれぞれ15Ogづつ収穫して検査に出しました。

検査も日本食品分析センター(渋谷)に依頼しました。
その結果は大変予想を上回るもので、紫外線を当てたリーフレタスのビタミンCは当てないものと比べると36%もアップしていました。
この結果は露地栽培に近い数字でした。
この実験により、紫外線は植物のビタミンCを作り出す効果があることが実証されました。
今回はビタミンCだけの分析でしたが、今後はその他のビタミン、ポリフェノールのへの影響も研究していきたいと思います。 植物栽培用のLEDのお求めははこちらから