苗作りに水耕栽培が最適です パクチー苗
いよいよ春です、桜も咲き終わり、木々の枝にも新しい緑の芽が出始め新緑の季節です。
太陽の日照時間も増えて、外のプランターや畑で野菜・ハーブを育てることができる最良の季節です。
今が野菜・ハーブそしてお花などを育てる季節です。
しかし寒さが戻ったりして、種を蒔くには少し早いかもしれません。
そこでお部屋の中で種を蒔いて苗を水耕栽培する方法をご紹介します。
これはまさに苗作りの革新です!
パクチーの苗を作りましょう!


野菜、ハーブや花をタネから育てるのに、一番の難関はタネを発芽させることです。
タネを発芽させ、健康的な苗ができればほとんど成功です。
その苗つくりの革新的な方法がリビングファームの水耕で育苗です。
市販のタネを水耕栽培で育てるとメリットは色々あります。
1)好みの野菜やハーブそして花のタネが苗を買うより安く手に入ります。
2)暑い夏、寒い冬でもお家に中でタネを発芽でき、苗を育てます。
3)タネ1〜3粒を1つのスポンジ培地植えますので経済的です。
4)毎日、目の当たりで発芽から苗作りまで管理しますので失敗が少ないです。
5)初期投資は若干掛かりますが、その機材で何回も長く育てられます。
6)出来た雑菌のない健康的な苗をお好きな時期にプランターや畑に植えます。
水耕で育苗はこれからの新しいガーデニングの主流になます。 ぜひご家庭で始めてください。革新的な水耕で苗つくりをご紹介します。
[準備するもの]
パクチーの種
リビングファーム『苗作りキットシリーズ』または『水耕で育苗セットシリーズ』そして家庭用のLEDスタンド(6Wぐらい)、6時間以上陽の当たる場所
苗作りの水耕栽培方法は下記の動画でご紹介します。
これはリーフレタスなどの苗作りです
[水耕栽培苗作りキットを使ってパクチーの苗作り]
タネを植えるところはウレタンスポンジ培地です。 スポンジ培地はH型のスリット(スキマ)がもうけています・・これはリビングファームの特許です。
大きい種(ペレット状の種子)は1つだけH型の真ん中の1cmぐらいの深さに植えます。
小さな種(ルッコラやバジルなどの種)はH型の両端と真ん中の3箇所に上から6〜8mmぐらいの深さに植えます。
培地の素材はウレタンを発泡させており、種から出てきた根がスムーズに伸びます。
[パクチーのタネ植えの手順は]
パクチーの種は植える前に下準備が必要です。
パクチーの種は硬い殻でおおわれていますので、発芽が大変難しいです。
そのためにパクチーの殻をプラスチックのハンマーなどで軽くたたいて割ります。
中から種が2個出てきますので、それを培地に離して植えます。



パクチーの種をしっかりと水にしたしたウレタン培地のスリットに入れます。
1つの培地に2個の種を深さ1cmぐらいのところに入れます。
培地を根が真っ直ぐ伸びるように空間を作る育苗トレイに置き、育苗容器に入れます。
ネームプレートに植えたタネの名前と数量、日にちなどを書き、育苗トレイの端のミゾに差します。


14個のスポンジ培地を並べた育苗トレイを育苗容器に入れ、上からしっかりと水を差します。
水は育苗トレイが浸かるところまで入れます。
この水には肥料は入れません。この水やりは重要で、タネが水にしっかりと浸透しないと発芽作用が起きません。



そのために水やり後は透明なラップで水が蒸発しないように被います。
ラップかけは大変重要です、一度濡れたタネが乾燥すると、そこで発芽過程が止まってしまいその後、水をやっても発芽が起きません。
[タネが発芽する必要な3つの条件]
一つは水です、タネの内部に水が浸透することで発芽する発芽ホルモンが出てきます。
そのホルモンが働いて胚乳の中で発根、発芽する為のエネルギーができます。
二つ目は温度です、ほとんどのタネは15〜20℃が適温です。
また寒い冬を越したタネは発芽し易くなります。
したがってタネをまく前に寒い冷蔵庫におくことは効果があります。
三つ目は空気(酸素)です。
スポンジ培地には適当に気泡がありますので酸素の供給はスムーズのようです。

[光は種の発芽にどの様に影響するか]
タネによっては発芽するときに光を必要とする植物種と暗いところで発芽するものがあります。
光が当たると発芽するタネを光発芽種子といい、抑制されるのを暗発芽種子といいます。
市販のタネの説明書にはほとんどその説明がありません。
そのため念のため、透明ラップを被ってから黒いビニールで一日ぐらい被せてあげます。

二日目以降は明るいところに置き、培地のスキマから発芽するのを待ちます。
数日して発芽が始まりますが、種子により時間差があります。
パクチーの発芽は大変難しいです。
比較的早く発芽が始まる種は培地のスキマから3〜5日、パクチーは6〜8日で小さな芽が見えてきます。
リビングファームではこの時期を発芽と認識します。
培地の下を見ると小さな根も出ています。
パクチーの種でなかなか発芽が始まらないものもあります。
通常発芽率は50%ぐらいと思ってください。

培地のスキマから緑の芽を見たときは感動します。
[光を当てる]
発芽を見たら直ぐに光を当てます。

日中は太陽の光が当たるところに8時間ほど置き、夜間はLEDスタンド、蛍光灯の光を当てます。
陽の当たらない場所で育てるときは、やはり10W以上のLEDが必要です。
リビングファームのLED360(10W),600(21W)をご使用の場合は1日16時間ほど当てることで充分です。
[徒長現象]
光が不足していると、茎だけが伸びる徒長現象が起きます。
あまり茎が伸びすぎますと、苗が不安定で育てづらいです。
また徒長した苗を定植するときに土深く植えることになります。
[苗の肥料]
本葉はそれから数日すると真ん中から大きい葉っぱが出てきます。
それまでは肥料は与えなくても育ちます。
栄養は胚乳や子葉から供給されます。
本葉が出始める頃からは根も長くなっていますので、液体肥料(ベジタブルライフA)を与えます。液体肥料ベジタブルライフAには植物に必要な全ての栄養素が入っています。
[必要な栄養素]
窒素、リン酸、カリウム、カルシュウム、マグネシュウムそしてイオウなどの必要元素と微量元素が野菜などの育成に最適な割合で溶け込んでいます。
ベジタブルライフAは一液なので取り扱いが簡単です。大体150〜200倍に薄めて使用します。
本葉が大きくなるにつれ、日中は室内で太陽光の当たる場所に置き、夜間はLED、蛍光スタンドの下で育てます。
この頃から培地に緑の藻が付き始めることがあります。
野菜によっては2個以上培地にタネをまきますので、
基本的には1つの培地には1つの苗を育てるのが良いようですが、パクチーなどは2株あってもうまく育ちます。


[定植するとき]
培地から本葉が1〜2cm(パクチーの場合)、根が5〜10cmぐらいに伸びてきたら定植の時期です。

種を植えてから12〜15日ぐらい(季節により異なります)ほとんど雑菌の少ない健康的な苗ができます。
[定植します]
いよいよ大きくなった苗を定植する時期です。
育てた苗の種類、季節により時期が異なります。
大きくなった苗を定植する3通りをご紹介します。
時期や予算に応じてお選びください。
[定植の方法1・リビングファーム水耕栽培]
ウレタン培地ごとハイドロボールと一緒に育成ポットに定植します。
育成ポットを育成ボックスにおいて,LEDの光を当てます。
その後は約3週間ほど、日中は陽の光を充分に与え、夜間はLEDまたは蛍光灯で育てます。
リビングファームのLED360,600だけで育てる方は1日16時間ほど照射して育てます。




[定植の方法2:ハイドロボールで育てる]
同じ水耕栽培ですがハイドロ育成キットHB(定価2,980円)がリーゾナブルです。

パクチー、バジルそしてミントなどのハーブが適しています。
ウレタン培地で育った苗をハイドボールにそのまま定植します。
ハイドロボールは土と同じ役割をしますが、リビングファームの洗浄済みハイドロボールを使えば雑菌がなくて病気になりづらいです。

陽の当たる場所があれば、お部屋の中で清潔に育てられます。
ハイドロボールを育成ボックスに入れて水位計も設置しますので水の管理もできます。
容器は御自分でお選びいただいた容器でも、透明なガラス鉢の中でも綺麗です。
[定植の方法3・土耕栽培]
水耕栽培で出来た苗を培地のままプランターや畑の土に植えてあげます。

少しの期間(1週間ほど)液肥を与えた後は、市販の油かすなどの有機肥料などでも育てられます。
その後は市販の苗を育てると同じように育ててください。
水耕栽培で種から育てた苗は、病気もなく丈夫な苗に育ちます。
リビングファームの水耕栽培苗作りキットはいろいろと用意されていますご利用ください。